新制限における召喚獣
皆さん、お久しぶりです。
前回の記事からおよそ1ヶ月経ちましたが、いかがでしょうか。
さて、14日に10月からの新制限が発表されましたね。
今回は新制限による環境の変化や召喚獣の立ち位置を考察していこうと思います。
まず、今回一番打撃を受けたのは展開系ではないでしょうか。サモソが禁止になったことにより展開ルートが複雑になっていると思います。
また、ゴブリンが制限になったことも大きいと思います。
個人的には黄金櫃の制限が予想外でした。
いくら雷龍と相性がいいとはいえまだかからないものと思っていました。
おそらく先読みで制限をかけにきたのではと読んでいます。
閃刀とオルターの規制が浅かったのは半分予想通りでしたがもう半分が驚きです。
差がないと言えば嘘になりますがパワーがガタ落ちしたかというとそうではない気がします。どちらかというとオルターは今後シェアが増えると思うので構築の際にはそちらも気をつけたいですね。
あとはアンデット系にも注意しなければいけないと考えています。
ヴェンデットや展開アンデなどパターンは様々なのでメタの張りどころはかなり難しいと思います。
この記事を書いている段階ではまだアンデストラクが発売されていないので環境には顔を出していませんが、今後間違いなく来るテーマだと思っています。
アンデットワールドの種族書き換えが地味に響くテーマは多いと思います。
召喚獣だと暴走アレイスターの成立が不可能になりますね。
簡単に書きましたがこれらの情報からすると大雑把に来期の環境は閃刀、オルター、アンデットがトップ層、次点で剛鬼や現時点で中堅に位置するカテゴリが多くなるのかなと読んでいます。また、TGや緩和されたシャドールなども注目したいと思います。
そして今回の改訂で一番嬉しかったのは何よりもアレイスターの緩和ですね。
3積み出来るので魔術も遠慮なく2〜3積めます。誘発ケアがしやすいのは◎です。
ただメルカバーはいつになったら帰ってくるんでしょうかねぇ
わたしは悲しい。
さて、新環境の考察はこれぐらいにして、本題の召喚獣について書きます。
以前あげた構築は純構築でしたが、ここ1ヶ月で自分なりの答えが出ました。
それがこちらです。
※この記事を書いているときと構築は異なります。
一昔前の罠ビ型の召喚ABCです。違う点としては誘発が若干多めで神罠がないといったところだと思います。CSには出ていませんがランキングデュエルになりレベルが上がった公認大会や非公認でも約1ヶ月の間で勝率は6〜7割を維持できたと思います。
自分の目指している遊戯王が、バック・場(モンスター)・誘発の3セットで戦うというものなので、これを叶えてくれているこのデッキはなかなか性に合っているのだと思います。
長くなるため今回は各カードの採用理由は書きませんがサイドチェンジのときの思考などは書こうと思います。
まず、今回神罠を採用せず、永続罠を採用した理由ですが、トリックスターのライトステージが一番の理由です。
オルターのように永続罠やそもそも伏せる数が多いデッキは散らす事も出来ますが、このデッキはなかなかそうはいかないと思います。
となると対象にとられた時に気軽にめくれるのは大きなポイントだと思います。
また、最近のトリスタはメインボーダーの型が多くなっており、墓地効果を多用するユニオンにはきついし打点突破も出来ないためスキルドレインを採用しています。キャンディナや他のデッキに対しても有効だと思います。現環境にスキドレが全く刺さらないデッキは珍しいのではないでしょうか。
剛鬼のGつっぱイブリース送りつけエクストラリンクにスキドレ2伏せCセットからまくって勝ったのはいい思い出です。
逆に神罠を採用しなかった理由ですが、主にオルターや閃刀のせいでどのデッキもバックを割るカードの採用が増えており、召喚無効などに依存しそれに枠を割くことと割られたときのリスクを負う必要はないと感じたためです。
おかげでこれだけやりたいことを詰め込んだにもかかわらず、そこそこの勝率を出し、40枚という綺麗な構築に収まったのかなと思います。
サイドプランについてですが、どのカードがどのデッキを意識しているかはかなりわかりやすいと思います。現在はもう抜いていますが、次元障壁は要らないのかなと思いました。元々はたまに見るジャンドを見越してのものでしたが、結局当たらなかったため使い所すらなかったです。今後シャドールや召喚獣が増えることを考えるとなしではないカードだと思いますが、結局は融合で自分の首を絞めかねないので、難しいカードだと思います。
サイドチェンジは先後によって変わりますが
大体抜けるカードは固定です。 わらし・B1枚・テラフォ・うさぎ・スキドレ3枚目のどれかです。選択権があるならば多少は変わりますが大体がこれです。
簡単にまとめると
・対オルター
リブートは3積みます。先後によって変わりますが次点で拮抗・パンクラトプスが候補です。
・対閃刀姫
パンクラトプス優先。相手の練度によっては拮抗も。選択権あるなら魔封じを優先します。
・対剛鬼
先だろうが後だろうがリブート積みます。異常者の発想ですがこちらのスキドレや抱擁を見越して相手もリブートを積むのでこちらも対抗します。実際にこれで剛鬼に負けてないです。リブートにリブート当てたときは全員顔が歪んでました。あとは応戦などを採用します。
・セフィラ、魔術師
魔封じとリブート優先で、先後によって拮抗を選びます。Pテーマには魔封じでイージーウィン出来ますし、相手が拮抗やリブートを飛ばして来たらこちらもリブートで対抗します。
・サンドラ
不思議なことにサンドラと当たっていません。想定していたプランはスキドレ続投しつつ拮抗INぐらいでした。
他も書くと無限に書かないといけないので省略します。
このデッキの勝ちパターンとしては相手にターンは返すが罠や誘発などで半端な場面を作らせてからワンキルを狙う、もしくはユニオンの場持ちや召喚獣の妨害を活かして半ば持久戦に持ち込みつつゲームを進めます。
サモソや射出系が禁止されたことにより、展開系に先攻で制圧されきって何も出来ず負けるという試合は今後少なくなると思っています。
ただ、倒しきれる場面はしっかり倒し切らないと環境テーマは簡単にマウントを取ってきます。緩和により今後は召喚獣を使う人も相手する人も増えると思います。使う側はキルを取れるかどうかの見極めが重要です。また、取れないときの盤面の維持の仕方や相手の妨害を考えなければいけません。
対面した方は早い段階で召喚獣側がキルを取りに来るのか、もしくは妨害を構えにくるのかを意識して対応することを迫られる様になると思います。
個人的には今後、アンデットを意識したロンギヌスを代表とする除外や墓地に対するメタが流行り、召喚獣が「ついでに」対策されてしまうことが予想されます。使う側はそれを承知の上で構築する必要があります。
冒頭にも書いた通りシャドールの緩和やアレイスターの緩和など制限改訂的には追い風が来ていますが、言い換えると対策されやすくなってしまいます。これから使う方はそこのところを注意して頂けるとよりよい召喚獣ライフが送れると思います。
私は今のこの型が性に合っていると思いますし、2つとも好きなカテゴリなのでこれからも使おうと思います。皆さんも是非いろいろな形を模索して頂ければと思います。
次回予告ではありませんが、気が向いたら魔導獣についても書こうかな、なんて考えています。お楽しみに。